当院では治療は当然のことながら、診査、診断に力を入れていることは度々お話ししています。
患者さんとの友好な信頼関係を築く上で正確な診査、診断を行うことは非常に重要です。
そしてその結果を踏まえてお一人お一人に合った治療方針が決められるのですが
この時いろいろな関係が生じます。
1自分では意思決定せず全て術者にお任せの患者さん
2自分では意思決定もせずこちらにも任せられない患者さん
3自分でしっかり意思決定できる患者さん
大体はこのパターンに収まるのですが本来の関係性は3番でなければいけません。
術者が得意な治療に誘導してはいけませんし、患者さんの不利益になることはしてはいけません。
先日困った患者さんが来院されました。
Sさん。
約10年前くらいに初診でいらっしゃいました。
「他院で治療途中なのですが、診療方針に不信感があるのでセカンドオピニオンで...」という感じ。
きちんと診査、診断を行って治療方法の説明。
上記3番のしっかり理解して自分で意思決定のできる良い患者さんでした。
当院できちんと治療を終え、その後数年来院が途絶えてしまいました。
数年後、Sさんご来院。
「他院で治療途中なのですが...]
あれっ?このやり取り確か初診時も...
結局当院で治療のやり直しをすることになってしまいました。その治療後のこと。
Sさん
「先生、もう懲りました。他に悪いところがあれば先生のところで全て治してください」
私
「こことここ、〇〇で〇〇にするといいですね」
Sさん
「分かりました、お願いします!」
ですが予約を取らず、その後も予約が入ることはありませんでした。
それから数年後の今回のご来院。
Sさん
「先生、助けてください!今他院で治療途中なのですがなんかうまくいってない感じで...」とのこと。
えっ!?また?
今回は治療の施しようもない状態でしたが、なんとかできるかもしれないと説明し
マイクロスコープでお口の中を撮影し、Sさんと一緒に確認しました。
Sさん
「これだったら治療しないほうがよかったです。痛みも不具合もなかったのに。
やっぱり初めから先生のところにきていればよかった。」
診察後、今回は予約をとって帰られました。ホッとする私。
ですが予約の前日にキャンセル・・・
Sさんからの次の電話はいつ鳴るのでしょう。患者さんに寄り添うのは難しいものです。
患者さんとの友好な信頼関係を築く上で正確な診査、診断を行うことは非常に重要です。
そしてその結果を踏まえてお一人お一人に合った治療方針が決められるのですが
この時いろいろな関係が生じます。
1自分では意思決定せず全て術者にお任せの患者さん
2自分では意思決定もせずこちらにも任せられない患者さん
3自分でしっかり意思決定できる患者さん
大体はこのパターンに収まるのですが本来の関係性は3番でなければいけません。
術者が得意な治療に誘導してはいけませんし、患者さんの不利益になることはしてはいけません。
先日困った患者さんが来院されました。
Sさん。
約10年前くらいに初診でいらっしゃいました。
「他院で治療途中なのですが、診療方針に不信感があるのでセカンドオピニオンで...」という感じ。
きちんと診査、診断を行って治療方法の説明。
上記3番のしっかり理解して自分で意思決定のできる良い患者さんでした。
当院できちんと治療を終え、その後数年来院が途絶えてしまいました。
数年後、Sさんご来院。
「他院で治療途中なのですが...]
あれっ?このやり取り確か初診時も...
結局当院で治療のやり直しをすることになってしまいました。その治療後のこと。
Sさん
「先生、もう懲りました。他に悪いところがあれば先生のところで全て治してください」
私
「こことここ、〇〇で〇〇にするといいですね」
Sさん
「分かりました、お願いします!」
ですが予約を取らず、その後も予約が入ることはありませんでした。
それから数年後の今回のご来院。
Sさん
「先生、助けてください!今他院で治療途中なのですがなんかうまくいってない感じで...」とのこと。
えっ!?また?
今回は治療の施しようもない状態でしたが、なんとかできるかもしれないと説明し
マイクロスコープでお口の中を撮影し、Sさんと一緒に確認しました。
Sさん
「これだったら治療しないほうがよかったです。痛みも不具合もなかったのに。
やっぱり初めから先生のところにきていればよかった。」
診察後、今回は予約をとって帰られました。ホッとする私。
ですが予約の前日にキャンセル・・・
Sさんからの次の電話はいつ鳴るのでしょう。患者さんに寄り添うのは難しいものです。