本日は虫歯治療等に行われる補綴(詰め物や被せ物)の精度のお話です。
歯型を取って技工所という製作所に依頼するのですが、ベテランの技工師さんの仕事は凄いものです。
出来上がってきた補綴物を患者さんの歯に嵌めて試し噛みしていただくのですが
噛み合わせの調整が全く必要がなくそのまま装着できることはとても素晴らしいクオリティだと思います。
でもベテランの技工師さんはこの完成品の精度を時に使いわけをすることがあります。
どういうことかというと、
わざとほんの少しだけ高く(噛み合わせの調整のために少し削る必要がある状態)製作することがあるのです。
なぜわざわざそんなことをするのか尋ねてみました。
『試し噛みの時に少しだけ高いことを患者さんに認識してもらって、最後の微調整をドクターにしてもらうため、
つまり、ドクターの加えた一手間により完璧な状態に仕上げてもらうことにより、
そのドクターの技術がより確かなものと患者さん感じてもらえるように猶予を持たせているんです』とのこと。
調整といっても15〜20ミクロン(1000分の15〜20ミリ)程度のことなんです。
ここまで精度がコントロールできるなんて、本当に恐れ入ります。
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