患者さんの主訴は...
『左下奥歯にある虫歯が咬むと瞬間的に痛い。でもいつもではないし食事中には気にならない』
ということでセカンドオピニオンで来院されました。
よくよくお話を伺ってお口の中を拝見すると...
虫歯?ありますがとても小さい点状のものがありました。
マイクロスコープでもチェックしますがそれ程問題はなさそうです。
患者さんにお聞きしても甘いものも冷たいものも問題ないとのこと。
食事中に痛むことはない...??
歯茎の腫れもないし、レントゲンを撮るか...と思いながら再度歯をよく観察します。
んっ!?異常な歯の磨り減りを発見!
この歯に噛み合う反対側の奥歯を見てみると、金属冠が被せてありましたが削られてザラザラでした。
どうやら噛み合わせ調整に削られた後の研磨が不十分なようです。
噛み合わせチェックのカーボン紙を咬んでもらい確認すると...
上の歯のザラザラが下の歯に傷をつけていることが分かりました。
どうやら磨り減りを起こした下の歯の象牙質が露出してきて、上下の歯の触れ合う何かしらの加減で
症状を感じていたようです。
一過性の知覚過敏もあり得るので状況を説明して暫く経過をみてもらうことにしました。
問題が解決しなければ上奥歯の治療のやり直しが必要になるかもしれませんが、今のところ経過良いです。
患者さんの訴えは正しいのですが、症状と原因はご本人の思い込みもあるので注意深くお話を聞くことが重要です!
RSS Feed