こんにちは。今日の患者さんのケースのレポートです。
タイトルの『ステップワイズエキスカベーション』法というのは虫歯の治療方法の1つなのですが、
本日はその治療(の続き)を行いました。
7ヶ月前に足の病気で入院手術の予定だったYさんは、入院前に歯科検診にいらっしゃいました。
「入院中に何かあると困るから診てください」ということでした。
右下奥歯にかなり深い虫歯があり、レントゲンではかなり神経に近いところまで進んだ虫歯を確認しました。
幸い自覚症状がなく歯の神経への感染はなさそうだったのでステップワイズエキスカベーション法を試みました。
簡単にどういう方法かといいますと...
可能な限り虫歯を取り除き、これ以上掘ったら神経に触れてしまう!という直前であえて虫歯を残し
そのまま詰め物をして処置を終える。後日改めて治療を行い残りの虫歯を取り除く。
という方法なのです。そう実はわざと虫歯を残すところがミソなのです。
虫歯は原則全部取らなければいけませんが、良かれと思って掘りすぎてしまい、
結果として歯の神経を取らなければいけなくなってしまったということが臨床ではあるのです。
Yさんは入院直前であったため歯の神経にダメージが残る治療を避けなければなりませんでした。
そこであえて虫歯掘りを攻めすぎずに行うことで歯の神経を保存し、
然るべき時を待って再治療を行い残された虫歯を取り除くという方法を選びました。
ここで疑問が生じると思います。
残った虫歯は進行しないの??
しないんです。
ただし進行させないために守らなければならないテクニック(コンセプト)があります。
また神経近くまで虫歯があるのに大丈夫なの??
大丈夫なんです。
歯の神経はすごい能力を持っていて、条件を守ってきちんと治療されていれば神経自身を分化させて
歯の内側から新たに象牙質を作ることができるのです!
(あえて)取り残した虫歯の奥に新しい象牙質ができているので、安心して掘り治せるというわけです。
今日Yさんは7ヶ月ぶりの再治療にいらっしいました。
足の手術も大成功。虫歯治療も大成功。めでたしめでたし。
タイトルの『ステップワイズエキスカベーション』法というのは虫歯の治療方法の1つなのですが、
本日はその治療(の続き)を行いました。
7ヶ月前に足の病気で入院手術の予定だったYさんは、入院前に歯科検診にいらっしゃいました。
「入院中に何かあると困るから診てください」ということでした。
右下奥歯にかなり深い虫歯があり、レントゲンではかなり神経に近いところまで進んだ虫歯を確認しました。
幸い自覚症状がなく歯の神経への感染はなさそうだったのでステップワイズエキスカベーション法を試みました。
簡単にどういう方法かといいますと...
可能な限り虫歯を取り除き、これ以上掘ったら神経に触れてしまう!という直前であえて虫歯を残し
そのまま詰め物をして処置を終える。後日改めて治療を行い残りの虫歯を取り除く。
という方法なのです。そう実はわざと虫歯を残すところがミソなのです。
虫歯は原則全部取らなければいけませんが、良かれと思って掘りすぎてしまい、
結果として歯の神経を取らなければいけなくなってしまったということが臨床ではあるのです。
Yさんは入院直前であったため歯の神経にダメージが残る治療を避けなければなりませんでした。
そこであえて虫歯掘りを攻めすぎずに行うことで歯の神経を保存し、
然るべき時を待って再治療を行い残された虫歯を取り除くという方法を選びました。
ここで疑問が生じると思います。
残った虫歯は進行しないの??
しないんです。
ただし進行させないために守らなければならないテクニック(コンセプト)があります。
また神経近くまで虫歯があるのに大丈夫なの??
大丈夫なんです。
歯の神経はすごい能力を持っていて、条件を守ってきちんと治療されていれば神経自身を分化させて
歯の内側から新たに象牙質を作ることができるのです!
(あえて)取り残した虫歯の奥に新しい象牙質ができているので、安心して掘り治せるというわけです。
今日Yさんは7ヶ月ぶりの再治療にいらっしいました。
足の手術も大成功。虫歯治療も大成功。めでたしめでたし。