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それぞれの事情

7/29/2022

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今日はキャンセルについて書きます。

最近ドタキャンの患者さんが目立ちます。
キャンセル理由は「予定が入ったから」と言われることが多いです。
別々の患者さんですが理由は一緒です。

んっ??「予定が入ったから」...

元々当院の診療予約を入れてたはずですからキャンセル理由は後から生じたものですよね??
ということは診療予約が入っているのに後から別の予定をたてたことになります。
つまりその患者さん方にとっては当院とのお約束(予約)は優先しなくて良いと考えられたのでしょう。

とても残念です。

現代は何かと忙しい時代です。
コロナ禍、育児、仕事...
人には色々な事情や生活があることは私も理解しているつもりです。
もちろん如何なる理由であれ患者さんはキャンセルする権利があると思います。
でもその権利を当たり前だと思って欲しくはありません。
患者さん方に様々な事情があるように我々も複雑な状況の中診療システムを維持しているのです。

曜日、時間帯によっては予約が集中しやすいことがあります。
でもその時間を押さえるために他の患者さんの時間を譲っていただいたり融通きかせていただいたりしています。
またスタッフの出勤時間やシフトを調整、コントロールして極力患者さんの都合に合わせるようにしています。
予約内容によっては材料、器具の納品を間に合わせるために関連業者さんに無理を聞いてもらったりもします。

これらはほんの一部ですが我々が患者さんとのお約束を守るために努力していることを少しでも分かっていただければ幸いです。
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ニンジャアクセス

7/27/2022

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今日は虫歯治療のお話です。

従来から虫歯治療では削って埋める、あるいは型取りして詰め物をはめる方法が行われてきました。
最近では削らずにレーザーや薬で治療という方法もありますが全ての虫歯治療に適応ではないため
止むを得ず削らずには治療できないレベルのお話をします。

歯科医から見えやすいところや前歯の治療は比較的容易でMI(ミニマルインターベンション≒最小限の治療介入)を達成しやすいのですが、肉眼や拡大鏡であっても奥歯さらにその歯間の治療ともなるとほとんど視界ゼロのため
勘(経験値もある)に頼った治療になってしまうか、よく見えるところまで必要以上に(虫歯以外のところまで)
削られてしまうということもあるようです。
また歯の削り方次第では歯髄(歯の神経)へのダメージや歯そのものの強度(予後、丈夫さ)にも影響が出ます。

当然ながら必要以上には削らず、歯の寿命を延ばせるような削り方が推奨されます。
当院では治療にマイクロスコープを用いてますので見えないところはありますん。
具体的な方法は説明が難しいので割愛しますが症例によっては今日のタイトル『ニンジャアクセス』により
歯のダメージを最小限にすることが出来るのです。

マイクロスコープは精密な治療に必要不可欠です!

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今日の嬉しかったこと

3/17/2022

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今日はFさんのことを書きたいと思います。

Fさんは85歳。
神奈川から電車を乗り継いでいらっしゃいました。
父の代からの患者さんで30年以上のお付き合いです。

私は10年前のことをいまだに忘れられずにいます。
父がリタイアしてからのFさん初めてのご来院の日のことです。
これからは自分が担当させていただく挨拶をしました。
父がいないことへの落胆と私を信用できずにいる表情をFさんは隠しませんでした。

父が製作した義歯が壊れ修理を願うFさんと新規製作を勧める私。
結局妥協案として下の入れ歯は新規製作、上の入れ歯は修理となりました。
新しい入れ歯が完成し装着していただくとFさん満面の笑み。

「初めはどうなるかと思ったけど来て良かったよ」

涙が出そうになったことを今でも覚えています。
その後も義歯は順調に機能して現在に至ります。

今朝私の出勤時にはもう既にFさんはいらっしゃてました。
もう10年前の表情とは違います、にこやかでした。
でも診察が始まるとFさんの表情は冴えません。
上の入れ歯が安定しないということ以外あまり話したがらない様子でした。
後で分かるのですがFさんは上の義歯を新規製作のつもりで来院されてました。

確かに緩みはありましたが修正と調整できちんと機能しそうです。
上下の義歯を預かりそれぞれを調整してFさんにお返ししました。
義歯装着直後からFさんの表情が変わりました、目の見開きかたも凄かったです。

「先生、何したの!?入れ歯全然動かないよ、ほら」

ご自分で入れ歯を揺すって外そうとしましたがピッタリ安定してました。
そしてこの後Fさんの本音をお聞きすることができたのです。

「いや今日はね、いよいよ上の入れ歯新しくしないとダメかなぁと思ってたんだよ。
 だってこれお父さんに作ってもらったものだから20年以上経ってるし諦めてたんですよ。まだ使えるの!」

ちゃんとお手入れしていけばまだまだ使えることをお伝えしました。
Fさん今日も満面の笑みでおかえりになりました。
私もとても嬉しかったです。
父は義歯治療がとても上手でした。




































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お知らせ

2/28/2022

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今週の臨時休診のお知らせです。

今週末、横浜で日本デンタルショーが開催されます。
元々は昨年開催予定でしたがコロナ禍とあって延期されていました。
ウェビナーやネット配信ではなく久しぶりにリアル聴講です。
実際に会場に足を運び講師の生の声、空気感を感じられることは大変刺激になります。
セミナー以外にも歯科業界企業の展示ブースが多数出展されるので新しい知識、技術を学んでまいります。

3月5日(土)は休診させていただきます。
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デンタルIQ

2/20/2022

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みなさんの中には『デンタルIQ』という言葉を聞いたり知っている方がいらっしゃるかもしれません。
デンタルIQが高い/低いと使われることが多いようです。
ご存知の方や多くの歯科医療関係者でも恐らくこのような意味で理解していると思います。

デンタルIQとは『歯科用語や治療法に対する理解度もしくは認識度』のこと。

でもこれ...違うのです。
この用語が創られた時点で、本来の意味は『患者さんの歯科医療に対する感謝の度合い』を表す言葉でした。
今はインターネットなどを利用して誰でも簡単に歯科知識や治療法を調べたり治療費用を比較することができます。
便利な世の中になりましたが一部の患者さんとお話していて感じることがあります。

『歯科医学に対する知識は豊富でも歯科医療の恩恵に対する価値を見出せていない』なと。

そのような患者さんはインターネットなどで得た断片的な知識を独善的に利用しようとする傾向が強いようです。
ですが、その根本には歯科医療に対する不信感やデンタルIQの低い歯科医療関係者の存在があったのだと思います。
本来の意味としてのデンタルIQの高い人は、自分の口腔に対する関心が高く、
結果として歯科医療に対する理解度も高くなっていきます。
また知識がなかったとしても良い医療を享受できて良かった!という感謝の気持ちの高い人は
デンタルIQが高いと言えます。

私は歯科医療の価値とその恩恵に感謝しながら日々の診療を行い、患者さんのデンタルIQ向上にに努めます。



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伝わった!

2/3/2022

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久しぶりの連日投稿です!

本日お見えのYさん、この度4回目の再初診でした。

数年前の初診時はご自身の気になっているところだけ治療希望で来院されました。
お口の中を見せていただくと問題山積みです。
全体的な診査、診断をお勧めしましたが結局主訴が解決すると来院は途絶えてしまいました。
その後も再初診の度、検査と治療をお勧めしましたが同意は得られませんでした。
でも私は諦めずに都度、今後起こるであろう虫歯や歯茎の腫れに関しての情報はお伝えしていきました。
しつこいと思われてもいつか気持ちが通じることを信じて。

そして今回のご来院。
主訴の解決後これまでと同じようにお口の中全体に抱えているリスクを説明しました。
でも今回はKさんの聞く姿勢が違いました。
これまでに私が伝えてきた通りに問題が生じ、進行しているのを実感されたそうです。

​漸く信頼関係が築けました。

患者さんと歯医医師の関係はやはり人と人。
信頼関係が成立しなければ前進はありません。
また患者さんの理解や気持ちの動きにはその方のペースがあります。
1度で伝わらずとも機会があれば何度でも。
しつこいと思われても患者さんの利益のためには諦めません。
今日も嬉しい1日でした。















​
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残せた!

2/3/2022

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なかなかコロナが収束しませんね。
ワクチンの有効性もはっきりしませんが、はっきりしているのは自己免疫力を高めること。
これはコロナを含む万病予防にとても重要です。
このようなご時世だからこそ、八木歯科医院ではコロナ対策の1つとして
虫歯および歯周病の予防、治療のご来院をお勧めしています。
口腔ケアは自己免疫力を高めてくれます。


先日、当院ではおなじみのKさんが来院されました。
お話を伺うと右上奥歯の痛みとのこと。何もしなければ痛くはないが噛むと痛むそうです。
肉眼所見では怪しい歯茎の腫れと奥歯の揺れを確認できたので次はレントゲンの撮影をしました。

でもレントゲン画像では異常を見つけられませんでした...

いくつかの診断名が浮かびましたが最も疑わしいのが歯の破折、割れてしまった可能性が高そうでした。
実は割れてしまった歯は抜歯になってしまうことが多いのです。
診断結果をお伝えするとKさんの表情が暗くなってしまいました。
「先生、抜歯ですか...?」
いつも明るく陽気なKさんのこんな表情は見たことがありません。
Kさんの明るさを取り戻さなくてはなりません。
歯を残せる可能性がある限りベストを尽くす!のが私の信条。
「やってみましょう...」と私。

麻酔をしてから確定診断のため歯を削らせていただきました。
もちろんマイクロスコープを見ながら慎重に進めていきます。
少しずつ掘り進んでいくとやはり歯が割れていました。それもかなり深いところまで。
数年前の自分だったらこの歯の保存は諦めていたかもしれません。
でも今は違います。
素晴らしい治療コンセプトを享受させていただいた武井先生に感謝をしつつこの歯の保存を試みました。

本日Kさんの治療が終わりました。
もう歯茎の腫れも歯の揺れもありませんし何でもかめるそうです。
明るい表情でいつものKさんに戻っていました。とても嬉しかったです。




























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明けましておめでとうございます!

1/5/2022

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みなさま 
本年も八木歯科医院をよろしくお願いいたします。

昨年は後半、ブログも滞ってしまい申し訳ありませんでした。
今年はサボらずに続けていきたいと思います。

振り返り報告になりますが、年末は普段以上の忙しさでした。
なにしろ年末年始の休診の間に患者さんの痛みや機能障害を起こさない、残さないために
限られた時間の中で安心していただける結果を出さないといけませんでしたから
正しい診断はもちろんのこと、普段以上に綿密な治療計画、関係業者との連携、院内のチームワークと
どこかが欠けても上手くいかなかったと思います。
根気よく治療に協力してくださった患者さん、スタッフに感謝しています。

本年はより一層精進していく所存です。
まずは自身の健康管理に努め一人でも多く患者さんの笑顔があふれるように励みます!
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あごの痺れ その後

8/25/2021

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前回のブログから1ヶ月半になりました。
Aさん本日ご来院でした。
経過をお聞きしましたが痺れも殆ど無くなった!とのこと。
本当に良かったです。


最近お若い方の新患が増えてきました。
みなさんホームページをご覧になってからの問い合わせです。

「マイクロスコープを使って治療して欲しい」

「自費で根管治療を受けたい」

「精密な虫歯治療をして欲しい」などなど。

当院のコンセプトを良く理解していただけてますし、患者さん方の目的もはっきりしています。
何をするのも初めが肝心。
取り敢えず...や、応急的に...などでは良好な結果は得られません。
きちんと診断、きちんと治療。
​これが健康への近道です。





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あごの痺れ

7/7/2021

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本日はAさんのケースをお話します。

他院で治療を繰り返し、もう何年も完治しない状態が続いていたAさんがセカンドオピニオンで来院されました。
歯の根の治療(根管治療)を何度もやり直しては痛みが再発し、数年前からあごの痺れも治らないとのこと。

私の今までの経験では他院での根管治療の不備で痛みが続いている患者さんを
再治療によって完治させたことはありますが、あごの痺れまで生じているケースは初めてでした。

まずレントゲンを撮影しましたが、根管治療のクオリティが低いことは分かりました。
そして根っこの先に病変を疑う大きい黒い影もありました。
でもまだあごの痺れに繋がるような情報が得られていません。
それから患者さんにお断りしてCTを撮影させてもらいました。

嫌な予感がします...

根尖病変が下顎管にまで拡がり下歯槽神経を圧迫していることが分かりました(分かってしまいました...)

難しいのでここで簡単に下顎の骨の構造を説明いたします。
骨の中には下歯槽管というトンネルがあって神経と血管はこのトンネルの中にあることで守られています。
通常は骨の中でしかも奥(歯根の先よりももっと下方)にあるためそこを損傷することはありません。
もちろん損傷してはいけません。
今回の症例では歯根の先端にある病巣が下方に大きくなってしまい、本来触れるはずのないトンネルを上から圧迫している状態でした。

診断の結果、完治はかなり難しいとお伝えはしましたがAさんの転医の意志、歯の保存の意志が強かったため
当院で再根管治療をトライすることとなりました。

治療開始から2ヶ月。

痛みは完全に失くなりました。
グラグラしていたのもほぼ正常に戻りました。
痺れは完全ではありませんが感じない日もあるそうです。
トンネルを圧迫していた影も少し小さくなりました。

完治してくれるといいなと思います。



























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