日曜日のセミナーは凄かったです。
秋山先生、天才的な技術と膨大な知識を披露してくださいました。
元々は矯正医だそうですが歯周病治療にかけても世界1とも言える技術をお持ちでした。
現在ではマイクロスコープの達人として有名な先生なのですが、たまたまマイクロスコープを使用しているだけで
そのように評価されるのはあまりお好きでないとのこと。なんとも凄い先生でした。
技術は習得に努力も時間も必要ですし、自分があのレベルには到底たどり着けませんが、知識は増やせます。
今回はその知識の中で興味深いデータを教えていただきました。
人間の頭は生涯その成長(大きさとしての)を続けるというものでした。
通常人間の骨格の成長はいわゆる成長期までで、それ以降は成長が止まるということが一般的な事実ですが
頭部だけは違うのだそうです。
分かりやすく言えば、老人は体の大きさに対して頭が大きくなるとも言えます。
言われてみれば体型の比率が若い時よりも歳をると顔が大きく感じます。実際そうなのです。
我々が治療の時に自分の歯に対して行う時は問題はないのですが、
歯の欠損に対してインプラントを行うときは要注意だということを学びました。
天然の歯は顎の骨との間に歯根膜という靭帯組織によって結合しています。
この組織は再生、破壊を繰り返しながら顎の成長に同調しているのです。
ですから終生成長変化を起こしている顎骨格に対して歯そのものの生えている位置を微調整しているため
噛み合わせが維持されるのですが顎だけ成長して歯が全く動かなければやがて歯はきちんと噛まなくなります。
ではインプラントはどうでしょう?インプラントの周囲には歯根膜はありません。骨と直結です。
顎の成長は変わりませんがインプラントは...動きません。動いたら失敗です。
ということはインプラントはいずれ噛めなくなる??のかもしれません。
これは絶対ではないのですが秋山先生はご自身の症例で
インプラント治療後数年で噛み合わせが変化した症例を提示してくださいました。恐ろしいです。
全てのケースに当てはまるわけではなく、それでもインプラントは素晴らしい治療であって
その事実が分かっていても現在でも秋山先生はインプラント治療を行っているそうです。
要はケースを見極めること。それが大事だということを教えていただきました。
幸い当院にはそのようなケースはまだありませんが、長い経過を見ていくうちには起こりうるかもしれません。
これからもさらに慎重に治療計画を立てなければなりません。身が引き締まりました。
秋山先生、天才的な技術と膨大な知識を披露してくださいました。
元々は矯正医だそうですが歯周病治療にかけても世界1とも言える技術をお持ちでした。
現在ではマイクロスコープの達人として有名な先生なのですが、たまたまマイクロスコープを使用しているだけで
そのように評価されるのはあまりお好きでないとのこと。なんとも凄い先生でした。
技術は習得に努力も時間も必要ですし、自分があのレベルには到底たどり着けませんが、知識は増やせます。
今回はその知識の中で興味深いデータを教えていただきました。
人間の頭は生涯その成長(大きさとしての)を続けるというものでした。
通常人間の骨格の成長はいわゆる成長期までで、それ以降は成長が止まるということが一般的な事実ですが
頭部だけは違うのだそうです。
分かりやすく言えば、老人は体の大きさに対して頭が大きくなるとも言えます。
言われてみれば体型の比率が若い時よりも歳をると顔が大きく感じます。実際そうなのです。
我々が治療の時に自分の歯に対して行う時は問題はないのですが、
歯の欠損に対してインプラントを行うときは要注意だということを学びました。
天然の歯は顎の骨との間に歯根膜という靭帯組織によって結合しています。
この組織は再生、破壊を繰り返しながら顎の成長に同調しているのです。
ですから終生成長変化を起こしている顎骨格に対して歯そのものの生えている位置を微調整しているため
噛み合わせが維持されるのですが顎だけ成長して歯が全く動かなければやがて歯はきちんと噛まなくなります。
ではインプラントはどうでしょう?インプラントの周囲には歯根膜はありません。骨と直結です。
顎の成長は変わりませんがインプラントは...動きません。動いたら失敗です。
ということはインプラントはいずれ噛めなくなる??のかもしれません。
これは絶対ではないのですが秋山先生はご自身の症例で
インプラント治療後数年で噛み合わせが変化した症例を提示してくださいました。恐ろしいです。
全てのケースに当てはまるわけではなく、それでもインプラントは素晴らしい治療であって
その事実が分かっていても現在でも秋山先生はインプラント治療を行っているそうです。
要はケースを見極めること。それが大事だということを教えていただきました。
幸い当院にはそのようなケースはまだありませんが、長い経過を見ていくうちには起こりうるかもしれません。
これからもさらに慎重に治療計画を立てなければなりません。身が引き締まりました。